「星のない夜」に信じていたい
第1章
「きらきらにひかる」涙が、「私」を、「彼」を、その先へとつなぐ。
人間はお互いに、完璧に分かり合うことはできない。私たちは、相手が心の中に抱いているものを全て知ることなど一生できない。どんなに大切で、愛していても、そんなことはあり得ないのだ。その残酷な現実を、この物語は美しく、儚く描き出す。
警察官だった父は「私」が高校生だったときに何者かに殺される。そんな悲しみの只中に、「私」は「彼」と出会い、お互いが心の中に抱く寂しさのようなものに惹かれ、恋に落ちる。
物語を読み進める中で、実はこの「彼」が「私」の父を殺した犯人なのではないか、という展開を多くの読み手は想像するだろう。そして実際、「私」の父に…
もくじ (1章)
作品情報
「星のない夜」
著者:牡丹 様
URL: https://monogatary.com/episode/87846
こちらの物語で読書感想文を書かせていただきました。
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