完結

月白

その他

更新日:2020年11月13日

月白

第1章 月白

何回目の泣き虫だろう。
高速バスを降りて、市役所から中古車販売店までにかかる橋を渡る。
3月から始めた就活も気づけば9ヶ月と4日経ち、計45社受けたがどれも最終に行けずボロボロと枯れていく。
友人たちは、1、2社で受かり、残りの大学生活を謳歌している。それに比べ、僕は寒空の中を下を向いて歩いている。
面接で言われるのはどれも、マイナスな意見ばかりだ。

「暗いね」

「どうかな...」

「本当にやりたい?」

バイトが接客業だったこともあり、就活も全部接客業で受けてきた。ホテルや店舗スタッフを中心にやってきたが、全て虚しく終わりを告げてきた。
この400mの長い道のりの先にある明かりには到底追いつけない。
200m…

もくじ (1章)

  • 第1章 月白 第1章 月白

    第1章 月白

    2020年11月13日

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