完結

僕の花はとても白い

恋愛

更新日:2020年11月23日

僕の花はとても白い

第1章







眠れないほどの空腹。

ベッドから 裸足で床に下りると
ひんやりとした月の光が
窓から差し込んで
僕の中の 白い花を照らす。

きょう君を拒んだ。

なきそうにゆがんだその顔をみて
少し満足した自分を思い出した。

優しくつながれるはずだった細い指を
そっとポケットにしまう君。

自分の中の花を
汚さないことだけを考えて
君の中の花を
無神経にずっと踏みつけている。

守り続ける僕の花びらに
温度はなくて
作り物と同じ
見せ掛けの白さだけがまぶしい。

優しさはいらない。
独りよがりでいい。
何度もいわせるな。
君に ただいらだつ。

月を横切る雲を流す
どんなに激しい風も
吹きこんでこないのに

僕の影は
さっきからゆるゆらと
揺らぎ続けている。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年11月23日

作品情報

作品紹介文はありません。

物語へのリアクション

お気に入り

0

読書時間

1分

コメント

0

リアクション

2

関連作品

このページの内容について報告する