完結

オフィスにて

第1章


『いつもお疲れ様! 神崎』

労いのメッセージと、その送り主だけが書かれた付箋を見つけた僕はその送り主の方に目をやった。こちらの視線に気づいた神崎さんは少し微笑むと、軽くウインクをして再び自分の作業に戻る。

お礼を言うべきか、それとも文句か嫌味のひとつでも言ってやろうか、とても判断に困る。背もたれにかかったスーツの上着に直接貼り付けられた付箋に戸惑いつつも、社会人がやることか? と一人呟きながら剥がすと、そこだけ少し汚れているのに気づいた。さっきホワイトボードに背中が当たったときだろうか。あとでこっそり神崎さんの机にお礼を書いた付箋でも貼っておこう。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年11月29日

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