完結

頸動脈

詩・俳句・短歌など

更新日:2020年12月28日

頸動脈

第1章

安らかな寝息を立てる君の首筋
頸動脈が不規則なリズムを打つ

必死で体を維持させてるのがわかる

だって、君は生きてる
手のひらから伝わってくる体温はこんなにもあたたかくて
気が狂いそうなほど
君が生きてるんだってことを実感するんだ

いつか君の頸動脈が
その不規則なリズムさえも止めてしまって
そのあたたかな皮膚が
背筋を凍りつけるような感触になってしまう
そんな日が来ることを
想像せずにいられないんだ

君の頸動脈を見るたび
耐えがたい不安にさいなまれて
心がばらばらになりそうになるんだ

君の体があたたかい
ただそれだけで
君が生きている幸せに涙があふれる

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2020年12月28日

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君の頸動脈は不規則なリズムを打つ

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