完結

思い

SF・ファンタジー

更新日:2021年1月4日

思い

第1章


ザブンと音がして、耳の周りは泡ぶくの弾ける音でいっぱいになった。

この暗い水に、私はどこまでも深く沈んでいく。
波をうっている水の天井が光っているのが見える。
ただ、どこまでもそれは高くなっていき、いつしかこの暗さに飲み込まれでいくのだろう。

身体が重い。
沈んで沈んでそれを止める事はできない。
腕が千切れても、足が取れても。それらは、バラバラになりながら、私と共に落ちていく。
目が取れて、耳が溶けて、何も感じられなくても、私の心が壊れない限り、あなたの事を忘れない。

「おかあさん」

オヤツを一緒につくったね。
手を繋いでお買い物もした。
公園でブランコを押してくれた。
二人で妹のベビーカーを押したよ。
私はお手伝…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年1月4日

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