完結

コーヒーカップが消えた朝

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2021年1月18日

コーヒーカップが消えた朝

第1章

夢から覚めると事件が起きていた。

コーヒーカップが消えたのだ。

僕はパニックの最中にいる。食器棚や食器乾燥機の中、どこを見ても昨日まであったコーヒーカップがない。我が家にあるコーヒーカップは、僕と妻の二つだけ。どうして予備を買っておかなかったんだと昔の自分を責めるが、すぐに反論された。「コーヒーカップが消えるなんて想定外だ」。割れたり欠けたり、そんなことはあるだろうが、それでもコーヒーカップは「ずっと」あるように思えてしまう類のものだ。消えるなんて、確かに誰も想定していない。

ここで僕は、寝起きの頭、しかも二日酔いの頭で究極の選択をしなければならなくなった。コーヒーカップ以外のものでコーヒーを飲む…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年1月18日

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夢から覚めると事件が起きていた。

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