完結

ハッピーハローウェディング

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更新日:2021年1月20日

ハッピーハローウェディング

第1章








 朝、目が覚めるとカーテンから差し込む淡い陽の光が、仄かに私の肌を白くした。

 こんな朝早く目覚めたのは久しぶり。たぶん、学生ぶり。

 いつものように伸びをして、そのまま一息つくとともに両腕を下ろした。

 薄ぼんやりと明るいカーテンを数秒ほど眺めて、そうしてベッドから冷たいフローリングに足の裏をつける。

 いつもなら二度寝だけど、今日は目が覚めてしまった。

 窓の外から、鳥の鳴き声が聞こえた。

 遮光カーテンを開いて、鍵を開ける。

 朝戸風に髪が揺れ、背中側に流された。

 春も終わろうとしているのに空気がひんやりして少し肌寒い。

 白白明けを迎えた空はずっと眺めていたいような、不思議な気持ちにさせる。

 手すりに頬杖をつくと遠…

もくじ (1章)

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  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年1月20日

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何気ない今日は、きっとだれかの宝物。

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