完結

夢に向かって歩く僕たちは、今日も朝陽を見上げて

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2021年1月28日

夢に向かって歩く僕たちは、今日も朝陽を見上げて

第1章 1

『過去を振り返るようになったら大人の証だ』と小学生の時の担任が言っていた。

 その時はよくわからなかったが、確かに子供の頃は毎日時間を忘れるくらい夢中になれることがあって、振り返る暇もなく未来のことばかり考えていた。成長するにつれ、責任と引き換えに得られる自由は思っていたより窮屈で、勢いだけでは上手くいかないことも増えてくる。そんなときに立ち止まって過去を振り返り、自分が歩んできた足跡を見てもう少し頑張ろうと思えるのが大人なのだろう。

 少なくとも、振り返るだけで過去に縋ってばかりの僕は当てはまらないだろうな――などと考えていると、自分の名前が呼ばれていることに気付く。

「こちらの最終書類に記入をお願…

もくじ (6章)

修正履歴
  • 第1章 1 第1章 1

    第1章 1

    2021年1月26日

  • 第2章 2 第2章 2

    第2章 2

    2021年1月26日

  • 第3章 3 第3章 3

    第3章 3

    2021年1月27日

  • 第4章 4 第4章 4

    第4章 4

    2021年1月28日

  • 第5章 5 第5章 5

    第5章 5

    2021年1月28日

  • 第6章 6 第6章 6

    第6章 6

    2021年1月28日

作品情報

 心を実体化することができる研究結果がこの世界に発表された五年前は、僕には関係のないことだと思っていた。心の病気を持っている人は心にヒビが入っていたり、破損していたり、あるいは原型を留めていない人もいるらしい。そんな人に心を提供できるようになったのが三年前のこと。いわゆる、臓器提供に〝心〟が加わったことになる。一方、僕が小説家になるという夢を持ったのもまた五年前だった。誰かの心の支えになりたい、そんな気持ちで追い始めたが、今となっては自分自身が見失っている。そんな僕が最後に選択したのは、一人の少女に自らの心を提供することだった――。

文字数 約9,500字
制作期間 01/18~01/28(60時間)
(文字数制限により省いた描写、追加エピソード、サイドストーリー等の執筆可能です)

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