完結

机上の空想

第1章

着慣れないスーツに袖を通し、乗り慣れていない電車に乗り、オラは今都内の大学に向かっている。
人口密度より、鶏口密度や牛口密度の方が高い田舎から出てきた俺には目に映る全てが珍しく見えた。特に車窓から見える大量のビル群は半ば恐怖を感じるくらいである。
「なんだ、あのでっかい建物は?」
おっといけない。
こんなことを言っていると田舎者とバレちまう。せっかく都内に来たんだからもっとクールにならねぇとダメだべな。
新宿で乗り換えるために電車を降りるんだってな。
買ってきた切符を持って改札に通る。
ん?切符を通す穴が無い?
慌てふためくオラを周りの人間は嘲笑うように別の改札を通り抜けていく。
「大丈夫ですか?」
後ろで見…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年2月9日

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