境界線崩壊よ
第1章 2月14日
ぶっちゃけ、実は隣の席の男子が好きだ。
顔普通 勉強普通 スポーツ普通 性格普通 だけど、どーしてなのか惹かれる
中3のバレンタインデーに好きを伝える決心をした。
手のひらサイズのチョコ。彼が登校する前に彼の机の中奥へ置いた。
「うぃっす」
「おはよっっおっ」
日常が始まる、境界線を作る2人
彼の机と私の机が重なる場所には、筆箱や教科書が積み上がる
「ここから、出ないでよね」
「お前もなっ」
授業が始まる、日常が始まる、始まる、始まる、ドキドキドキドキ……
下校のチャイムが鳴る
「じゃぁな」
「へっ⁉︎あっ、バイバイ?」
彼が帰った後、机の中を見た
チョコは見つからなかった…
そして、2月14日は終わった。
3月14日に続く…。
もくじ (1章)
作品情報
作品紹介文はありません。
物語へのリアクション
お気に入り
1読書時間
1分コメント
0リアクション
9