おじいさん
第1章
むかしむかしあるところに……
おじいさんとおじいさんが住んでいました。おじいさんは山に山菜採りにおじいさんは川に洗濯に出かけました。
おじいさんが川で洗濯をしていると、川上からどっこいしょどっこいしょと中くらいの桃が流れてきました。
「これはなかなかの桃だ」とおじいさんはおじいさんのお土産にと桃を持って帰りました。
夕方になってやっと、おじいさんは山から山菜を背負って帰って来ました。
「ほほお、ウチに桃なんぞあったかえ?」
「いいえ、川で拾ってきました」
「そうかえ、これは天然の桃かね。では、さっそくいただこうとするかね」
おじいさんがご自慢の手刀で桃を真っ二つに割ると、中からおじいさんが出てきました。
…
もくじ (1章)
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