完結

君がいる世界で、もう一度息をする

恋愛

更新日:2021年3月8日

君がいる世界で、もう一度息をする

第1章

 長い夢を見ていた。

 僕は何をするにしても、一人の少女と一緒に過ごしていた。正確には、二人だけの世界で。少女はたぶん、僕と同い年くらいの高校生。腰まで伸ばした長い黒髪に、いつもピンクのリボンを身に付けていた。

 学校は教師もクラスメイトもいなかった。だからいつも少女と毎日勉強をした。
 放課後の街中は誰もいなかった。だからいつも少女と手を繋いで道路のど真ん中を歩いて話した。

 休みの日はなぜか空を飛べた。どこまでも羽ばたける爽快感は現実世界の何物にも代えられないと思った。だが、いつも僕が空を飛んでいるときだけ、少女は悲しい眼をしていた。少女には羽がなくて一人ぼっちが嫌だったのだろう。だから僕は、少女の元から…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年3月8日

作品情報

もし私のことを思い出せなかったら、また知ってもらえばいいんです。
そしてもう一度、好きになってもらえるように努力します――。


文字数 約2990字
制作期間 03/06~03/08(10時間)

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