完結

木漏れ日が溢れる

恋愛

更新日:2021年3月9日

木漏れ日が溢れる

第1章 (前編)

 恋を確信する瞬間を何度も渡ってきた。例えば、彼女が消しゴムを貸してくれた時。例えば、教室の窓からの陽射しが彼女を照らした時。それは木漏れ日を頬に受けたような優しい温度を持っていた。
 例えば、彼女が他の男に笑顔を向けた時。喉元を過ぎても消え去らない苦みがある事を知った。

「告白しようと思う」

 放課後、特に用事があるわけでもなく怠慢に居残っていたいつものメンバーに告げると、三人の友人達は顔を見合わせた後、ぷっと吹き出すように笑った。

「何を今更」
「おまえの気持ちは絶対早川にバレているよな」
「ていうか、もう付き合っているも同然じゃん?」

 口々に述べる彼らの反応が予想と違った事に面食らい、俺は机に片肘をついた…

もくじ (2章)

修正履歴
  • 第1章 (前編) 第1章 (前編)

    第1章 (前編)

    2021年3月9日

  • 第2章 (後編) 第2章 (後編)

    第2章 (後編)

    2021年3月9日

作品情報

【Omoinotake×monogatary.com】参加作品。モチーフとなったメロディーから、木漏れ日のような優しい光を連想しました。
高校生の「俺」が前の席であるクラスメイトの女子に、好きだという気持ちを伝えるお話。

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