完結

麺が茹で上がるまでに

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更新日:2021年3月12日

麺が茹で上がるまでに

第1章

「たまにはキミの手料理が食べたいな」
朝、パンをかじりながら、裕は言ってきた。

「たまにはって、ほぼ毎日食べてるやん」
裕からのリクエストに根布六はこう返した。


**********


確かに同棲してもうすぐ半年になるが、家では料理はしてこなかった。
別に料理ができないわけではない。
というより、イタリア料理店で働く根布六にとって、料理は息をするのと同義だった。
それでも家で料理をしないのは、理由があった。



そもそも、根布六の働くイタリア料理店に裕がランチ通いしていたのが出会いだった。
週5日。
飽きもせずに裕はランチに通い、飽きもせずに根布六の作る料理を食べていた。
出会ってから半年。付き合ってからさらに2年。同棲…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年3月12日

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