春風の想い
第1章
寒い寒い冬の中
冷たい風にも負けず
ひたすら突き進むあなたの強さを
わたしは空からずっと見ていました
けれど 冬の冷たい空気は
あなたの体を冷やし
あなたの心を凍らせ
突き進み過ぎたあなたは
誰にも心を開かなくなった…
ようやく冬が明け 春を迎えるこの日
わたしはあなたに逢いにいきます
あなたの体を包み
冷たくなった体に
温もりを届けましょう
あなたの心を包み
凍ってしまった心に
優しい灯火をともしましょう
あなたの微笑みが戻るまで
わたしは何度でもあなたを包んであげる
そしてあなたが温もりを思い出した時
今度はあなたが誰かをあたためてください
だってあなたの真の心には
思いやりと優しさが
満ち溢れているのだから…
もくじ (1章)
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