アングル
第1章
「ありがとう、助かったよ」
「なんのことだい?」
「あいつから僕を助けてくれたじゃないか」
「それは違うよ、あいつがボクを不愉快にしたから、こらしめたんだ」
「でも、おかげで僕は助かったんだ、ありがとう」
「感謝するのはやめてくれよ、もし君がボクを不愉快にしたら、ボクは君をあいつと同じようにしたさ」
「そうなの?君は僕の味方じゃないの?」
「あたりまえさ、この世に味方なんていない、みんな見方が違うだけさ」
そう言って、彼は去っていった。
もくじ (1章)
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