完結

死神と円舞曲

更新日:2018年2月18日

死神と円舞曲

第1章


「きみはあと七日後に死ぬぞ」

いつの間にか病室の中にいた男の人は、自分を死神だと名乗り、そのまま普通すぎるぐらい普通のトーンでそう言った。
自称、死神さんをよく見ると、私が想像していた死神像と大きくかけ離れていた。まず、服装が違う。同じ黒だけれど、ローブではなく、スーツだった。それから、左肩には大きなショルダーバッグ、右手には百科辞書のように分厚い黒表紙の本を持っていた。本にはピンクや黄色といった付箋がいくつか立っている。
あと、死神さんはとても若く見えた。私よりは年上なのは確実だけど、それでも、大学生ぐらいに見えた。
ベッドに上半身を起こしたままの私は、瞬きを何度か繰り返す。自分が死ぬ、と言う言葉…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2018年2月18日

作品情報

「私が死んでもあなたに会えますか?」
私が病室で出会ったのは、スーツ姿の自称、死神さんでした。

物語へのリアクション

お気に入り

1

読書時間

11分

コメント

1

リアクション

5
  • 挿絵

関連作品

このページの内容について報告する