完結

雨と珈琲

詩・俳句・短歌など

更新日:2021年4月16日

雨と珈琲

第1章

またこの季節がやってきた
どんよりとした空に
気分も沈みがちになる
静かに降る雨は
人の心にも傘を差させて
互いの胸の内を見えにくくする
雨に綺麗に咲く花も
どこか寂しく移ろいを纏って
悲しい気持ち思い出させる
だけど私はこの季節が好きになった
降り続く雨に塞ぎ込む私に
あなたが淹れてくれた珈琲
出来上がるまでの時間に
あなたが教えてくれた
素敵な音楽を知ってから
今はもうあなたは側にいないけれど
それでも私はこの季節が好きだ
静かに落ちてくる雨の音と
香り高く落ちてゆく
珈琲のドリップの音
その二つが重なって
豊かなハーモニーを奏でる
時に寄り添うように
時には競うように
二つの音は優しく私を包む
一つは音を忘れさせるように
辛く悲しい…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年4月16日

作品情報

雨を嫌いじゃない人が増えるといいな。

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