夏の夜の親子
第1章
中学生の夏休み。
祖父母の家に泊まり、普通の夏休みをおう歌していた。
「あー自販機で、飲み物買ってくるわーこづかい頂戴。」
と、祖父母に小銭をもらい、自転車で5分ほどの商店に走る。
祖父母の家は住宅街にあるけど、田舎で夜になるとポツポツとある街灯以外は光が無い。
おかげで星は綺麗だ。
時間は22時を過ぎた頃だったか。
もう通り慣れた道。
広くはない道だが、交通量もほとんどない。
夜になればなおさらだ。
街頭のある、T字路に差し掛かる。
祖父母の家から2分くらいのところだ。
T字路の横と手前は民家、奥の区画はブロック塀に囲まれている結構大きいお寺だ。
このお寺には入ったことが無い。
と、進行方向からヘッドライトの光が…
もくじ (1章)
作品情報
中学生の夏の夜、そこには確かに居た。
物語へのリアクション
お気に入り
0読書時間
2分コメント
0リアクション
1