銀色の羽根

恋愛

更新日:2021年4月24日

銀色の羽根

第1章

☾不動の一位に挑む☽



ビルの影で黒くなった道を虫みたいな車が、行き交わしている。

黒のコンバースで、その虫を踏み潰そうとした。

でも潰すことが出来ない場所に僕はいる。

熱を帯びたコンクリートが触れた肌をゆっくり焦がそうとする。

ようやく陽が落ち始めた・・・
熱風が下から吹き上がる。

僕は携帯と手紙、指輪そして黒のコンバースを脱いで並べた。

ゆっくり立ち上がり遠くを見つめる目にはうっすら涙が滲み出て鼻水も垂れてきた・・・

冷たい汗が脇の下を落ちていく。

下を覗き、吸い込まれそうなビルの根元に、足がすくみまた座り込む・・・

「はぁはぁ、はぁ・・・」

ペットボトルの水をゴクゴクと飲み干した。

座り込んだ場所には流れ落ち…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年4月24日

作品情報

作品紹介文はありません。

物語へのリアクション

お気に入り

0

読書時間

6分

コメント

23

リアクション

27
  • 挿絵

関連作品

このページの内容について報告する