完結

撫子に抱かれて

恋愛

更新日:2021年5月19日

撫子に抱かれて

第1章 見たくなかった

「...痛い。」

足の小指からは血が滲んで、ふたりで食べるはずだった綿あめは無惨にも折れた棒だけが残った。


...あんな光景、見たくなかった。


**


神社の鳥居近くで待ち合わせをしていたのは先月付き合ったばかりの同級生の彼氏。
カラフルな虹色の綿あめを買った私は、なかなか来ない彼を待ち切れずに屋台が立ち並ぶ境内の中へと歩いて行った。

彼を探しながら人の波に添って歩いていた私の目の中に、その光景は静止画のように映り込んだ。

自分の目を疑いたくなるその光景は、暗がりの境内の奥でクラスメイトの女の子と影が重なる彼の姿だった。

〜第2章へ〜

もくじ (9章)

  • 第1章 見たくなかった 第1章 見たくなかった

    第1章 見たくなかった

    2021年5月19日

  • 第2章 恋なんて... 第2章 恋なんて...

    第2章 恋なんて...

    2021年5月19日

  • 第3章 痛かったのは... 第3章 痛かったのは...

    第3章 痛かったのは...

    2021年5月19日

  • 第4章 夏の終わり 第4章 夏の終わり

    第4章 夏の終わり

    2021年5月19日

  • 第5章 いつもの花屋で 第5章 いつもの花屋で

    第5章 いつもの花屋で

    2021年5月19日

  • 第6章 祖母の優しさ 第6章 祖母の優しさ

    第6章 祖母の優しさ

    2021年5月19日

  • 第7章 春の訪れを感じて 第7章 春の訪れを感じて

    第7章 春の訪れを感じて

    2021年5月19日

  • 第8章 彼との再会 第8章 彼との再会

    第8章 彼との再会

    2021年5月19日

  • 第9章 その夏の花火 第9章 その夏の花火

    第9章 その夏の花火

    2021年5月19日

作品情報

《ひぐらし 第五十作目》
ピンクの撫子の花言葉
それは純粋な愛

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