完結

紅色のまぼろし

恋愛

更新日:2019年1月10日

R-15

紅色のまぼろし

第1章 前編



「夫とはセックスレスなのよ」

 駅前にある喫茶店『ノア』で、カップにコーヒーミルクを注ぎながら言った。
 カップの脇には3つの空きポーションが積んである。
 ブラックコーヒーが苦手なため、ついミルクを入れすぎてしまうのだ。
 それをチラリと見てから、色恋話に花を咲かせる亜希子が呆れた顔で口を開いた。

「だからって……紗英。私たち、まだ33なのよ? 女盛りじゃないの」

 亜希子は幼稚園から高校までを一緒に過ごした親友だ。
 昔から物言いの強い性格だったが、それを生かした仕事に就いてバリバリ働いている。
 私はというと、亜希子とは正反対。親の望み通り勉強し大学へ行き、親の希望する企業に就職をした。
 そして人の紹介で知り合った…

もくじ (2章)

修正履歴
  • 第1章 前編 第1章 前編

    第1章 前編

    2019年1月8日

  • 第2章 後編 第2章 後編

    第2章 後編

    2019年1月10日

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24分

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