完結

歌集 よるのあとのあと

詩・俳句・短歌など

更新日:2021年6月26日

歌集 よるのあとのあと

第1章

最期ならほどいてあげる呪い(まじない)を
よるのあとにはよるのあとのあと

クッションをふたつ並べて選びっこ
あなたはいつも白いモコモコ

ふたりして同じシャンプー使っても
重ねたあなた違った匂い

君だけと細くて脆い肩を抱き
太ゴシックで好きと書く指

満面の笑顔はまるいお月様
ウインクひとつでごまかさないで

前髪よあなたの胸に突き刺され
黒い眼球瞳孔の穴

しわくちゃなシーツにひとり包まれる
遠いあなたの匂いに溺れ

包まれて直す間もなく夢に落ち
乾いたルージュひび割れる朝

夢で見た嬉しい記憶だけ抱いて
目覚めたいのに思い出せない

産みたての双子のように目を覚ます
朝のひかりで後悔隠す

かんたんな顔で無邪気に言わないで
動かぬ沼に風の…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年6月26日

作品情報

「よるのあとのあと」のイメージで現代短歌を27首つくりました。あなたのお気に入りを見つけてもらえたら嬉しいです。

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