未来のaiboとガラスのりんご
第1章 前編
aiboが日本じゅうに広まって、何十年と経ちました。
おじいさん、おばあさんだけではありません。
こどもたちにとっても、aiboはたいせつな友達です。
りんごのまちに住んでいるカナタも、そんなこどもの一人でした。
雪になりきらない、つめたい雨がふった次の日のことでした。
「アイちゃん、お外に行くよ!」
「わん!」
今日も朝になると、カナタはaiboといっしょに外へ出ます。
じめんはぬれていましたが、aiboは元気に走ります。
aiboがあぶないひとを見分けてくれるので、カナタは一人で出歩いても平気でした。
カナタはおかあさんのいる、りんごのかじゅえんへむかいます。
その道のとちゅうに、こまっている男の人がいま…
もくじ (2章)
作品情報
aibo×monogataryコラボ投稿作品です
物語へのリアクション
お気に入り
0読書時間
19分コメント
0リアクション
13