重い思いの図鑑
第1章
今日はお天気が良い。気持ちが良いからお部屋のお掃除をしよう。
出しっぱなしにしちゃってたお洋服を片付けて、フローリングの床に掃除をかけた。
ウィンウィン音を立てながらどんどんホコリを取ってくれる。
鼻歌を歌っていたら、イヤホンのコードに引っかかってイヤリングが落ちてしまった。
「あっ……」
イヤリングは床を滑ってベッドの下に転がっていった。
かがんで覗きこんだら、奥の方でキラキラしているのが見える。
手を伸ばしてイヤリングを手前に引き寄せたら、一緒に四角いゴミみたいなものがついてきた。
指先にくっつくくらいに小さい四角い何か。
「なにこれ?」
1ミリもない大きさいの本……みたいなものだった。
小さすぎるから良…
もくじ (1章)
作品情報
気付けば床に落ちてる正体不明のゴミってありませんか。
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