完結

テントウムシが飛んだ

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更新日:2021年7月29日

テントウムシが飛んだ

第1章

「もしよかったら、これから俺の部屋に来ませんか?」

 1時間前、私は1杯1800円のカクテルを呑み終えたところで高野さんからそう言われた。
他愛ない会話の端々から、もしかしたら今夜、誘われるかもしれないと感じていた。
 彼の部屋の白い壁には、センスの良いポストカードがインテリアとして飾られている。
今、私はソファーに座り、ワインでくちびるを潤しながら、
隣に座る彼の言動にいちいち胸がドキドキしていた。
 今日は3回目の食事デートだった。仕事終わりに待ち合わせをして、
彼が予約してくれていた人気のイタリアンレストランに向かった。注文を済ませると

「これ、園山さんに似合うと思ったから」

と言って彼が差し出した小さな箱の…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年7月29日

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