完結

土壇場のエレベーター

SF・ファンタジー

更新日:2021年7月31日

土壇場のエレベーター

第1章 A面(表)

雑居ビル内のエレベーターは相変わらずの蒸し暑さだった。

竹内は額の汗をハンカチでぬぐいつつ、ボタン押しながら待っていてくれた女性に軽く会釈をする。

「まだ閉めるなよ!」
そこへ恰幅のよい40代前半とおぼしきサラリーマンが声をあげながら走り込んできた。

エレベーター内に緊張が走る。
きもち気温も数度上昇したように思えた。

その直後。

全身黒ずくめの男も入ってきた。
葬式帰りを思わせる黒い衣装と漆黒のハット。

3人の視線が黒ずくめの男に集まる。

男はそんな視線など気にする素振りも見せず、壁にもたれかかるとハットを目深にかぶり直す。

「あの、扉しめてもいいですか・・・?」
扉横のボタンを押し続けていた女性がたずねる。

もくじ (2章)

修正履歴
  • 第1章 A面(表) 第1章 A面(表)

    第1章 A面(表)

    2021年7月31日

  • 第2章 B面(裏) 第2章 B面(裏)

    第2章 B面(裏)

    2021年7月31日

作品情報

黒ずくめの男がエレベーターにのり込んできたことで迫られる土壇場での選択。果たしてその結末は・・・

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