完結

首を傾げた釘と僕

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2021年8月7日

首を傾げた釘と僕

第1章

 打ちそこねた釘が首を曲げた。

 おまえは、何がしたいんだ。
 おまえは、何がしたいんだ。
 こんな細い釘も打ちそこねて。
 首を曲げて、もう二度と打てまい。

 なぜ打ちそこねた。
 なぜ、まだ釘を打つ。
 なぜ、ここに居る。

 ……そう聴こえたような気がした。

 首を傾げた釘を見つめていたら、なんだか色々分からなくなって、僕は一緒になって首を傾げた。

 首を曲げた釘のような人生に価値はあるのか。これ以上打てば、傾げた首がよけいにひしゃげて、ベニヤ板に頭ごと、くい込む。

 もう抜けないわ。
 ベニヤも傷つけるわ。

 ……抜いて捨てるべきなんだ。

 この釘はもう打ってはいけないんだ。

 昔の僕は、夢に希望を見出した。
 胸を高鳴らして、明日に向かっ…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年8月7日

作品情報

釘と僕と、おんなじだ。
(iphoneのメモ帳に残されていた落書きですw)
いつだったか寝る前にふと頭に浮かび、忘れないように書きとどめた謎の文章。翌日読んでみたら「え、暗ぁ・・・」と思い、そのままメモ帳の下のほうに放置されていましたw

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