完結

世界の終わり

恋愛

更新日:2021年8月8日

世界の終わり

第1章

「……え、世界が終わる?明日?!ホントに?明日が最後の日なの?」

 シロさんの予言は遠回しな表現が度々あって、その場では気づかず後から『これのことだったか』と思い当たったりする。

私は忙しく思い巡らせた。世界が終わるってどういう意味?何かの震災?地球に隕石がぶつかって粉々になっちゃうとか?

 シロさんは金茶色の眼を瞬くと、白い尻尾の先で軽く私の手の平を撫で、私をジッと見つめた。

『だから思い残すことがない様に。悠由(ゆうゆ)、人生は長いようで短い。
いつでもやり直せると思う物事の半分は手を付けることなく終わるものだ』

 シロさんの眼の表面に、私の顔が小さく写っている。私は心を決めて、頷いた。

 シロさんの本…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年8月8日

作品情報

白神猫のシロさんは、予言をする。昨日、シロさんは「明日、世界が終わる」と予言をした。私はある決心をする。

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