葉書

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2021年8月9日

葉書

第1章 晩夏

拝啓 森崎 景様



まさか、貴方からお葉書が届くなんて夢にも思わなかったので、今まさに狐につままれたような半信半疑の気持ちで筆を執っています。


だって、わたしの知る貴方は梅仕事なんてする人ではなかったはずだし、夏の朝よりも夏の夜の方が似合う人だったから。


けれど、日焼け止めに日傘と帽子まで案じてくれるその優しさに、たまらなく貴方の面影を感じ、何故か懐かしく思います。


わたしの方も何とか元気にやっています。
目まぐるしく変化する毎日に、少し疲弊しながらも、一歩一歩進んでいます。
最近、向日葵を一輪買いました。
向日葵の代表的な花言葉の1つを「少し怖い」と言っていたわたしは、もういません。


貴方からお葉書を頂い…

もくじ (1章)

  • 第1章 晩夏 第1章 晩夏

    第1章 晩夏

    2021年8月9日

作品情報

本作品は、TEAM JACKPOT 企画書「葉書」
https://monogatary.com/story/255188
参加作品です。

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