モテを研究
第1章
朝、6時30分。
AI搭載のスマートスピーカーから、クラシックが流れる。
気分良く体を起こし、清々しくカーテンを開ける。
朝日を浴び、目を覚ます。
白を貴重としたこの部屋。
差し込む太陽の光が、清潔で洗練された高級家具たちをより一層煌びやかに魅せる。高級感を備えつつ、スタイリッシュ、そしてシンプル。
うわぁ、素敵!
そんな君の声が聞こえてきそうだ。
不潔なダンディは、嫌われちゃうってこと、俺は知ってるのさ。
洗面所は曇りが一切なく、吸い込まれそうなくらい透明感の半端ない、磨き上げた鏡。
顔を洗い、大好きな柔軟剤の香りのする、ふっかふかのハンドタオルで、顔の水滴を優しく拭きとる。
7時。
キッチンへと向かい、最新のコ…
もくじ (1章)
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