完結

置換は犯罪です

SF・ファンタジー

更新日:2021年8月29日

置換は犯罪です

第1章

ほのかに味噌汁の匂いが俺の眠っている枕元まで漂ってきた。昨日美羽が泊まりにきたっけと思いながら、布団から這い出た。1DKの狭い俺の部屋の台所に、料理をする人影が見えた。やはり美羽が来ていたみたいだ。

「美羽ごめん、起こしてくれれば良かったのに」

美羽は無言で料理を続けた。美羽の料理はプロ並みで、胃袋を掴まれるというのはこういう事なのかと痛感している。美羽と付き合っていても様々な悪魔の誘惑が俺の周りを飛び交っていたが、社会人になっても付き合い続けているのはそれが理由だ。

しかし美羽の後ろ姿を見ていると、少しだけ違和感を感じた。ポニーテールの脇に見える耳が、妙に大きい。美羽の耳たぶはほぼ無かったはずだ…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年8月29日

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