佐々木さんはちょっとだけすごい。(リメイク☆)
第1章 一章:告白
校庭の隅、桜の木の下。初めて彼女と二人きりになった僕は、かつてないほどに緊張していた。サラサラのロングヘア、制服のリボンとスカートが春風に揺れて、彼女のまん丸な目がまっすぐに僕を見ていた。
ヤバい、これはヤバい。まぁ、呼び出したのは僕の方なんですけど。
初めて会った時からずっと、僕は佐々木さんのことが気になっていた。入学式の後のホームルーム、隣の席に座っていたのは彼女で。先生の話なんてひとつも頭に入らなくて、ただ体の左半身に全神経が集中するような、そんな感覚でいたのを覚えている。
だって彼女ときたら、神様が僕の理想をまんま3D化してくれたのかってくらい、それはもう理想の女の子だったのだ。しかも神様…
もくじ (8章)
修正履歴作品情報
「好きです!付き合ってください!」
こうして晴れて彼女とお付き合いすることになった僕だったけれど。彼女は普通の女の子じゃなかった!!?
天真爛漫かつチャーミング、色んな方向に "ちょっとずつ" すごい彼女に、ベタ惚れな僕がぶんぶん振り回される青春ラブコメディ。
「佐々木さんは、ちょっとだけすごい!」
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