完結

社長の家業は「カ行」ではなく「ガ行」である

ミステリー

更新日:2021年8月30日

社長の家業は「カ行」ではなく「ガ行」である

第1章 1. マウスクリーニング社

「それでは、一ノ瀬さん。まず初めに我社の志望動機は何でしょうか?」

「それは、子供の頃から憧れていた会社だからです」

 俺は今震えが止まらない……。
 それは今、俺が小さい頃から憧れだった会社の面接に来ているからだ。
 いや、それに震えの原因はそれだけではない。

 この場に俺の憧れの人、このマウスクリーニング社の社長『町田八十吉《まちだやそきち》』さんまで来てくれているからだ。
 まさか、社長自ら面接に出てくるとは思ってもみなかった。

「そうですか、一ノ瀬さん。子供の頃からですか……ただ、当社は起業してから、まだ3年しか経っていないのですが……」

「え?いや、それは……えっと……」

「一ノ瀬織部《いちのせおりべ》さ…

もくじ (7章)

修正履歴
  • 第1章 1. マウスクリーニング社 第1章 1. マウスクリーニング社

    第1章 1. マウスクリーニング社

    2021年8月30日

  • 第2章 2. 訪問 第2章 2. 訪問

    第2章 2. 訪問

    2021年8月30日

  • 第3章 3. IF-RAT 第3章 3. IF-RAT

    第3章 3. IF-RAT

    2021年8月30日

  • 第4章 4. 駆除開始 第4章 4. 駆除開始

    第4章 4. 駆除開始

    2021年8月30日

  • 第5章 5. マニュアル通りに 第5章 5. マニュアル通りに

    第5章 5. マニュアル通りに

    2021年8月30日

  • 第6章 6. たった一言 第6章 6. たった一言

    第6章 6. たった一言

    2021年8月30日

  • 第7章 7. 社長の家業 第7章 7. 社長の家業

    第7章 7. 社長の家業

    2021年8月30日

作品情報

――虹彩指紋リアルタイム認証技術(Iris and Fingerprint - Realtime Authentication Technology )
通称『IF-RAT《イフラット》』と呼ばれるこの認証システムの誕生により、高速でかつ信頼性の高い個人認証が行えるようになった。この技術に目をつけたのが、当時財務省在籍のとある議員。彼はIF-RATを使い日本のキャッシュレス化を推し進める「キャッシュレス法案」を提案した。
キャッシュレス法案成立から20年ほどたった2XXX年――俺は就職活動の面接を受けるため、とある会社を訪れていた……。

物語へのリアクション

お気に入り

1

読書時間

じっくり

コメント

15

リアクション

53

関連作品

このページの内容について報告する