手土産
第1章
「冥王星の重力圏に入ります」
「古代、冥王星の基地を表敬訪問だ」
「艦長、波動砲を打ち込むのでは?」
「古代俺も行く。俺の彼女に会ってくれ。手土産に、波動砲の設計図も持っていこう」
「真田さん、彼女って」
「真田は、ガミラス人の女性と恋人になったのだ」
「どういうことですか」
「頼み込んで、遊星爆弾を落としてもらったんだ」
「なんですって?」
「日本の水道に、これを混ぜておいたからな」
「艦長、それ、何ですか」
「古代、放射能耐性剤だ。唯一の被爆国だ、そういうものがあってもおかしくはないだろう」
「こういうこともあろうかと、ばらまいておいたのさ」
「じゃあ、地球防衛軍が日本人ばかりなのも、宇宙戦艦がヤマトしかないこと…
もくじ (1章)
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