完結

最低でも最高な夜

恋愛

更新日:2021年9月14日

最低でも最高な夜

第1章

 聖なる夜の午後七時、私は冷たいガラスの扉を押して中に踏み入った。
 どこかホッとするコーヒーの香りに包まれ、ウェイターに窓のそばの席を案内される。カラフルなソファに身体を沈めながら、さりげなく店内にいる人々の顔を眺めた。

 頬をピンク色に染めて見つめ合うカップル。時折歓声を上げながら楽しそうに談笑する人達。
 ため息を一つついて、窓の外を見た。
 久しぶりの雪が降っている。一年振りだろうか。赤や青のイルミネーションが街路樹を幻想的に彩り、その前を絶えず人が移動している。

 代わり映えのない光景だ。去年の今頃とここは何も変わっていない。でも確かなことは、世界は今も時を刻んでいるということ。

 しばらくするとウェ…

もくじ (1章)

修正履歴
  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年9月14日

作品情報

 ホワイトクリスマスの夜。
 失恋したある女性が、元カレとの思い出の場所のカフェで出会ったのは、運命の人…?

 ※普通の髪型の男性バージョンです

物語へのリアクション

お気に入り

0

読書時間

14分

コメント

2

リアクション

13

関連作品

このページの内容について報告する