完結

水仙の眠る夜

恋愛

更新日:2021年9月20日

水仙の眠る夜

第1章


スー フー スー フー

彼女の呼吸の間隔が変わる。
徐々に深く、大きくなる。

スーー フーー スーー フーー


吸い込んだ息が肺を膨らませ、彼女の身体が優しく揺れ動く。
微睡みながら俺は、いつも同じ様に、彼女と出会った頃のことを思い出す。

スーー フーー スーー フーー

この深い寝息を聞きながら
俺はゆっくりと眠りに落ちる。



彼女との出会いは高校生の時だった。
最初はただのクラスメイト、彼女は明るく真面目な人気者で、いつもクラスの中心にいるような、皆んなのお母さんみたいな子だった。
俺は年相応にふざけたこともしたけれど、余りモテるタイプではなかったし、早く家を出て、誰も俺のことを知らない場所に行きたかった。
だから、いい大学に行くた…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年9月20日

作品情報

高校生から30代までの1人の男の話です。
聴く物語、そして小関裕太さんが声をあてるということを意識して書きました。
爽やかでキラキラとしたイメージと、悪い男も似合いそうな魅力を持った俳優さんなので、その両方の要素を感じられる作品になっていたら幸いです。

物語へのリアクション

お気に入り

1

読書時間

13分

コメント

4

リアクション

33

関連作品

このページの内容について報告する