完結

忘れた

恋愛

更新日:2021年9月22日

忘れた

第1章 忘れられた月

白っぽい日差しがホコリを被ったカーテンを貫きベッドに差し込んだ頃、僕は覚醒し切らない意識のままスマホを開き、ほとんど無意識にTwitterを意味もなく眺め始めた。
時刻と電池残量をチェック。もう昼過ぎだ。
この一連の動作は、まるで呼吸のように、目的や必要性を意識せず繰り返される日々のルーチンワークである。

「はあ」

思わず出たため息。大して面白くもない文字の羅列。吐き出される愚痴や下ネタ。
自分で自覚している。僕は大学一年の長い夏休みを、夢も愛する人も親しい友人も持たないまま、無料の快楽コンテンツをひたすら享受することで浪費してしまっている。
なまじ賢くて、自分と現状を客観視できてしまうから、開き直った…

もくじ (3章)

修正履歴
  • 第1章 忘れられた月 第1章 忘れられた月

    第1章 忘れられた月

    2021年9月21日

  • 第2章 忘れられた約束 第2章 忘れられた約束

    第2章 忘れられた約束

    2021年9月22日

  • 第3章 忘れられた恋 第3章 忘れられた恋

    第3章 忘れられた恋

    2021年9月22日

作品情報

綺麗だから覚えていたんじゃなくて、憧れたから忘れられないだけでしょう?

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