食べ物の恨みは怖い。
第1章
あれは俺が中学1年生の秋。
中学生になって部活に入部し、初めて『先輩』と呼べる人ができた。
小学生までは、どこどこのお兄ちゃん…とか呼んでいた存在が、中学生になった途端に『先輩』となって、なんだか自分まで大人になったような気分になる。
初めての中学生の夏休みを経て、最初の部活で先輩からお土産を貰った。
確か…『そばもち』と書かれた小さい箱のお菓子は、黄色の包み紙に包まれていた。
初めてできた『先輩』から貰ったお土産が、妙に嬉しかったのを覚えてる。
俺には一人3つ下の妹がいて、普段はケンカばかりしているが、こんな嬉しいことがあった俺は気分が良くて、幸せのお裾分けをしてやろうと柄にもなく思ったんだ。
塾から…
もくじ (1章)
修正履歴作品情報
これは私が実際に体験した実話です。
時間が無く、書ききれなかった想いが、まだふつふつと胸にあります。
どうか聞いてください。
私の怒りを。
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