完結

君に贈る

恋愛

更新日:2021年9月22日

君に贈る

第1章 薬指ほどの幸せは

今日がらんどうになった部屋で
最後に目線をあわせ
短く挨拶をかわしました

私は自分の左薬指に目をやりました
そこにない結婚指輪のことを考えます
あれ、どこにやっただろう

「今日でさよなら、元気でね」
にっこり笑っていいました
あなたは何といったかな

やっと出てきた結婚指輪
指輪が幸せを約束するものならば
果たして薬指ほどの幸せがあったでしょうか

「一緒に幸せになろう」
確かにあった二人の思い出
私はあなたを幸せにできたのでしょうか

あなたにもらった最初の指輪は
どんなに煌びやかな指輪より
かがやく四つ葉の小さなリング

青い空 緑の絨毯
必死に探して自慢げに
差し出す笑顔に惚れました

古い愛読書にはさまれた
手づくりのしおりを取り出…

もくじ (2章)

  • 第1章 薬指ほどの幸せは 第1章 薬指ほどの幸せは

    第1章 薬指ほどの幸せは

    2021年9月22日

  • 第2章 薬指に収まらない幸せは 第2章 薬指に収まらない幸せは

    第2章 薬指に収まらない幸せは

    2021年9月22日

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どんなに煌びやかな指輪より、

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