どこへ、いった

ホラー・サスペンス

更新日:2021年9月27日

どこへ、いった

第1章 欲しいもの、要らないもの

「さああ、こんにちは、こんばんは。
今日は明るくて、浅くて、暗くて、深くて、なんだかぞわぞわしながらザワザワしちゃいますねッヱ。
欲しいもの、要らないもの、手に入れたいもの、捨てたいもの、ありませんン?」

雑踏。
無心になって夜の街を突っ切っていた私が足を止めたのは、その意味不明で支離滅裂な文言が質量を感じられるほど鼓膜の近くで響いたからだ。
その奇妙と言って差し支えない声は、高いようにも低いようにも聞こえたし、心地良いような気味悪いような感触を伴って私の心を揺さぶった。

夜の色とりどりのネオンが輝く街の中、男(?)の纏う黒の衣装はまるで周りの光を全て飲み込んでいるようで、その男の周りはポカっと大きな空…

もくじ (2章)

  • 第1章 欲しいもの、要らないもの 第1章 欲しいもの、要らないもの

    第1章 欲しいもの、要らないもの

    2021年9月25日

  • 第2章 熱 第2章 熱

    第2章 熱

    2021年9月27日

作品情報

いつの間にか無くしてしまったものってありますよね

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