完結

夏の夕立ちの匂い

恋愛

更新日:2021年9月27日

夏の夕立ちの匂い

第1章

大学生の最後の年になる前の冬から春にかけて、僕はシドニーへ短期留学をした。
シドニーの語学学校に昼間通い、夜は専門のセミナーを受けた。
語学学校で、6歳年上のマサヨと出会い、恋に落ちた。
彼女は、日本での暮らしを明かさなかった。
だから、こっちにいる時だけの短い恋という事は分かった。
しかし、当時の僕は、成人しているとはいえ、親の脛齧りの子どもで、分かっていながらも彼女に溺れた。
彼女が大好きで、一秒たりとも離れたくない、そんな気分だった。
彼女は、いつも夏の夕立ちの匂いがする香水をつけていた。
僕はその匂いがたまらなく好きだった。

しかし、僕の滞在期間は彼女より短く、先に僕が、日本に帰る事は決まっていた。

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年9月27日

作品情報

マサヨと出会った。

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