実家の匂い
第1章
去年からオイラは田舎から地方都市に仕事で移住している。仕事をしだしてからは、忙しくて親にも連絡が取れていない。
社宅から職場へ向かい、週5で働いて社宅で飯を食べるルーティンをよくもまあ飽きずに12ヶ月やっていた。
あろうことか私は3週間後に四連休が与えられることになって急遽時間が出来た。
休暇中に新人は戦力にならぬので、休めという命令を受けた。
しかし、私の田舎はここから空港を使ったとしても1日しか実家で休めない。帰ろうにも帰れぬ。
2日後、社宅に荷物が届いていた。
季節が変わることを察してか母が実家から服を送っていたのだ。
ダンボールの中を開けると、学生時代に良く着ていたユニクロのスウェットやパーカーな…
もくじ (1章)
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