完結

春になれば

ヒューマンドラマ・日常系

更新日:2021年11月22日

春になれば

第1章 (1)便利な文房具

 「まったく、少しは早く起きてくればいいのに。」
 母の嫌みが聞こえる。作ってある朝食をかきこみながら、朝のテレビでニュースを聞く。毎日のように高校受験の勉強をしなければならないのだから、少し寝坊するのなんか当たり前だし、そんなことでうるさく言って欲しくなかった。
 納豆を手早くかき混ぜながら、テレビの文房具特集を見る。おしゃれでかわいくて機能的だ。でも、そんなものを買いに行っている隙はないし、そもそも機能が全てだ。書きやすくて、消しやすい。それが一番。それ以上に求めているものなんかない。
「いいから、早く食べなさい。まったく。そんな隙あったら、勉強したほうがいいんじゃない?」
「わかってるって。うるさい…

もくじ (3章)

修正履歴
  • 第1章 (1)便利な文房具 第1章 (1)便利な文房具

    第1章 (1)便利な文房具

    2021年11月22日

  • 第2章 (2)占い 第2章 (2)占い

    第2章 (2)占い

    2021年11月22日

  • 第3章 (3)おはようございます 第3章 (3)おはようございます

    第3章 (3)おはようございます

    2021年11月22日

作品情報

父親と離れて、高校受験に挑む彼女の物語
(1)便利な文房具
(2)占い
(3)おはようございます。

※この話は「春にして」という短編を元に書いた話です。よろしければ、そちらを先にお読みください。

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