完結

天頂パープルライン

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更新日:2021年11月28日

天頂パープルライン

第1章 <2番線の電車は、各駅停車 押上ゆきです>

 紫色のシートに腰を下ろして、終着駅を目指していた。
 今日はあたしの誕生日ということで、今日のデートのプランニングは、いま隣に座っている彼だ。今日はいやに無口で、今も唇を真一文字にしたまま、トレインビジョンに目をやっている。マッチングアプリの広告が流れていた。

 おい、こっち見ろよ。お前はもう見事にマッチングしてんだろ、あたしと。もしもアレで別の女と繋がってみろ。あたしとの永遠を誓うまで、これから行く場所の先っぽにくくりつけてやるからな。

 まあ、確かに電車の中なんてペチャクチャ喋る場所ではないのだけど、すぐそばにいるのに一言も言葉を交わせないというのは、なんとも歯痒い心地がする。最初から現地待ち合わせ…

もくじ (1章)

  • 第1章 <2番線の電車は、各駅停車 押上ゆきです> 第1章 <2番線の電車は、各駅停車 押上ゆきです>

    第1章 <2番線の電車は、各駅停車 押上ゆきです>

    2021年11月28日

作品情報

Q. 半蔵門線に乗った回数は片手で数える程度ではなかったのですか?
A. そうですね。

執筆時BGM : 春泥棒 / ヨルシカ

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