完結

不可逆ブラウンライン

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更新日:2021年12月5日

不可逆ブラウンライン

第1章 <Please wait behind the yellow warning blocks. >

 道の上で踏み潰された銀杏のにおいで鼻が曲がりそうだった、秋の日。
 僕は大学のゼミの飲み会で、新宿を訪れていた。世間にはあれこれ綺麗事をのたまう意識の高い連中も多いが、正直言って、大学生なんて寝るか飲むかが仕事みたいなものだと思う。これも立派な役割発揮だ。なけなしのバイト代で経済を回しているのだ。
 だから、なんの問題もない。


「やい」


 なんの問題もないのだ。


「やい! こたえろっていってんだろ、ともちん」


 なんの———。


「こたえろ!」
「うるさいっつうの! 帰宅時くらい正気で過ごせよ」
「やだよ。ばーか」


 前言を撤回する。問題大ありだった。
 正確に言えば、僕が今ここに一人ぼっちでいたのなら、問題はなかった。
 しかし…

もくじ (1章)

  • 第1章 <Please wait behind the yellow warning blocks. > 第1章 <Please wait behind the yellow warning blocks. >

    第1章 <Please wait behind the yellow warning blocks. >

    2021年12月5日

作品情報

副都心線と有楽町線には共用区間があるんですよね。

……とかそういうのをなんとかして盛り込みたい妖怪らしいんです わたしは

執筆時BGM : THE DAY / ポルノグラフィティ

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