完結

カンガルーエクスプレス

お仕事

更新日:2021年12月7日

カンガルーエクスプレス

第1章

 東京メトロ丸の内線、全運行が終了した。だけど、俺はまだ池袋駅構内にいる。

「うわあ、めんどくさい」
 俺が住んでいる家は、高円寺にある。タクシーでもバスでも使いたいところだが、あいにく現金はほとんど無い。定期券しか持ってないのだ。

「歩いて帰るか…」
 徒歩なら、帰宅に一時間半はかかる。明日の仕事に響きそうだが、しかたない。

「おにいさん、おにいさん」
 だれかに呼びかけられる。声がする方に振り向いた。
「コンバンハ〜!」

 そこにいたのは、カンガルーだった。俺は少し驚き、まばたきを数回繰り返す。だが、すぐに落ち着きを取りもどした。日本の最先端を誇る東京は「なにが起こっても、フシギじゃない」のだ。

「…こんばんは…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2021年12月7日

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