完結

ひとりで

恋愛

更新日:2022年1月9日

ひとりで

第1章

 寒くて起きられない朝だった。
 ニトリで買った羽毛布団から左足の指先五本だけ出してみたら、それだけで凍傷になりそうな気になった。あくまでそんな気になっただけで、実際には一桁くらいの室温はある。出ようと思えば出られる。だけど出られない。
 今日の朝は単に寒いっていうのはもちろん、昨日一日でいろいろとあった結果、気持ちまでもが寒くて凍りついている。起き上がろうと思っても地面すらツルツルに凍結して、手をついてもそのたびに滑ってしまう。


 別れにはいろいろと、種類がある。喧嘩別れ、泣き別れ、生き別れ、調停エトセトラエトセトラ。もっときらきらした喩えが思い浮かぶような、うつくしい女性になりたかった。家庭裁判所みた…

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2022年1月9日

作品情報

書いてたら雪降ってきてガストから出られなくなりました

執筆時BGM : No title / れをる

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