完結

いつかの僕の手紙

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更新日:2022年1月20日

いつかの僕の手紙

第1章

 水平線に吸い込まれていくように、風が僕の身体を吹き抜けていく。
 雲一つない晴天。
 穏やかに波打つ海水は、船着き場の木の支柱にちゃぷちゃぷと波音をたてる。

 高台の、式場の鐘の音が聞こえてきた。
 それを合図のように、白い鳩が飛んでいくのが見える。
 羽根が空をふわりと舞い、それが僕にはウエディングベールのように見えた。
 素敵な人と出会えて良かったね。
 あんなに景色が美しい場所で、たくさんの人にお祝いされながら、愛を誓えるのだ。
 前日までの嵐は、まるで嘘のように去って行った。

 この日。
 この瞬間の。 幸せをより強く刻めるように、神様がお膳立てをしてくれたみたいに。

 好きな人が、結婚をした。 僕の親友と誓いを立てるのだ。
 …

もくじ (1章)

  • 第1章 第1章

    第1章

    2022年1月20日

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